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October 2nd 2021 meeting 例会報告



勉強の秋!ということで、今日はベテランのトーストマスターで、論評コンテストはじめ数々のコンテストで優勝経験のあるT.O.さんをゲスト講師にお招きしてのワークショップ「論評ワークショップ・トレーニング~とことん考える100分」を実施。多くのクラブからたくさんのゲストの方もご参加くださり、大盛況のワークショップ。



スピーカーの上達を助けるのも例会の質を上げるのも論評にかかっていると言っても過言ではありません。でもよい論評ってどうやるの?

その素朴な問いに対して、T.O.さんからはトーストマスターズのマニュアルを紐解き、「スピーカーの努力したことに対して、建設的なマナーをもって、正直な自分の反応を伝える」だけではなく、そのスピーチ・プロジェクトのテキストを読み込み、目的や観点をしっかり押さえ、それに基づきフィードバックすることが重要!と論評の基本に立ち返ったポイントを提示。そうすることにより、自分軸だけではなく、スピーチ・プロジェクトというもう1つの軸ができ、多角的にスピーチを観て論評することができるようになる、との説明に、一同「なるほど!」

スピーチ・プロジェクトのテキストは、スピーカーが読むだけではなく、論評者もしっかり読んでポイントを理解することにより、論評するときの論点が明確になるんですね!

また、「ああしたらよい」「ここがよくない」といった自分の視点からの「アドバイス」ではなく、観察に基づく気付きを「フィードバック」する大切さも改めて学びました。



ポイントがわかったところで早速実践です。赤羽の名スピーカー、Y.I.さんによる、リーダーシップについてのスピーチ「失敗できる場所」を聞いた後、グループに分かれて論評の検討です。今回のスピーチ・プロジェクトのポイントである、①自分のリーダーシップスタイル(現状)、②さらに伸ばしたいスキル(未来)、③そのスキルをどのように伸ばすか(行動)、の3点を中心にスピーチを分析してみました。頭でわかったつもりになっても、実際に論評をやってみるとなかなか一筋縄ではいきません。特に改善点については、どうしても目についたところ、パッと感じたことに流されがちです。う~ん、難しい!




それでも各グループの代表者は果敢に論評を披露。講師のT.O.さんからは、「リーダーシップのスタイルについてのポイントは盛り込めていたが、改善点の指摘では、今後どのようにリーダーシップスキルを伸ばしていくかの行動面についての言及が弱かった点を指摘できるとよかった」とのフィードバックをいただき、再び「なるほど!」スピーチ・プロジェクトのポイントに基づく論点をブレることなく持ち続けることにより、ブレない論評ができるんですね!

今日も学びの多いい例会でした。次回は10月16日です。


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